そこへ行きたい

Category : フェロー諸島(デンマーク)

--.--.--[--] スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2009.10.11[日] フェロー諸島 Vol.1

1日目

10月1日、朝6時起床、朝ごはん、パッキングを
済ませて宿を出たのは8時半。
BSIバスターミナルで空港行きのバスに乗り換え、
レイキャビークから50km西のケプラヴィーク国際空港に着いたのは10時30分。

フェロー諸島行きのフライトは12時30分、2時間の余裕がある。
モニターでチェックインカウンターを確認する。
モニターにはコペンハーゲン、ロンドン行きなど
海外便の出発便が早い順に示されている。

おや?

12時10分の便の次は13時台。
12時30分発の便などない。
出発が遅れているのか?
最寄のカウンターで聞いてみる。

「この便はこの空港じゃないですよ。
レイキャビーク市内の空港です。」

えっ???!!!!
やってもーたぁー!!!!!
空港間違えたぁー!!!!


急いでバスで市内へと思ったが、
次のバスは2時間後、仕方なくタクシーへ、

思わぬ出費。
12300ikr(≒9100円)也。
親のチョンボで満貫払い4000ikrオールってとこか..
アイスランドでの節約が水の泡....

思い込みによる失敗常習犯の自分が気づかないのはまだしも、
注意深いもなかまでもが全く気づかなかった。

フェロー諸島はデンマークの島。
「国内線は市内にあるレイキャビーク空港から発着」と
「なんとかの歩き方」に書いてあったので、
当然フェロー諸島はケプラヴィーク国際空港発着と思い込んでいたのだ。


タクシーがとばしてくれたので、
レイキャビック空港にはフライト1時間前には到着できた。

いやーやってしまった。
ホテル何泊分?
これでいったい何が食べられか?
なんて考えたら気分がどんどん沈むので、
もう考えないことにした。
カードでの支払いのため使った実感がないのが幸い。

2時間半かかると思っていが1時間半でフェロー諸島VAGAR空港到着。
どうやらアイスランドとの時差が1時間あったようだ。
そんな基本情報も知らなかった。

フェロー諸島のガイドブックは、
日本では出版されていないのではないだろうか?
「地球の迷い方」なんて皮肉って呼ばれている本でも、
やはりあるとないとでは大違い。
なんだかんだ助けられているのも事実。

空港でまずはインフォメーションへ。
パンフレットを一通りもらう。
次にレンタカーのカウンターで見積もりをしてもらう。
それらの情報を元に空港のベンチで旅の計画を練る。

前日インターネットで頑張って情報収集するもかなり苦戦した。
やはり現地が最も情報が得やすい。

レンタカーは空港で見積もってもらったのが
自分達の知る限りの最安値だった。
といってもアイスランドの2倍。
3日だけ借りることにした。

早速、島をドライブ!爽快だ!

といいたいところだが、残念ながらその日は台風並みの天候。
暴風雨、時々みぞれ。雨が強い風に舞う。
滝が下からの風に煽られて天に昇るほど。

それでも車から見る景色は素晴らしかった。
海からそそり立つ山、その山の岩盤を削るように敷かれた海沿いの道。
海中から垂直にそそり立つ巨岩。
Aresize0734.jpg
スコットランドやアイスランドの自然とはまた別の雄大さがある。
Bresize0724.jpg


スーパーに行ってみた。
高い!アイスランドの2~3倍はする。
ポテトチップスが一袋400円以上。
コーラの500mlが240円。
日本より安いものがほぼない。

こりゃあ大変だ!
魚を釣って食べるしかない!
釣りにたくさん行かなければならない!!
大変だぁー!大変だぁー!


日が傾いてきた。
空港近くのユースホステルへ。
またしても客は自分達だけ。
9月24日以来、8日ぶりの客。

ホテルはやや古い。
設備はアイスランドに劣り、
値段はアイスランドより高い
国が違うので仕方がないが...
広いホテル貸切、
ドミの値段で2人占めなのでよしとしよう。

夕食はツナ缶と玉ねぎのパスタ。
完全な節約モード。
パスタはここでも比較的安い。
1kg220円也。

自分はこれからの食料調達に備え、ニヤニヤと釣具の整備。
早めの就寝。
明日には嵐が収まることを祈る。

2日目

10月3日、朝から暴風雨。結局嵐は収まらず....
低気圧が来ていると宿のおじさんが言っていたので、
過ぎれば落ち着くはずと昼まで待ったが状況変わらず。

フェロー諸島はいくつもの島から成る。
多くの島は橋や海底トンネルで陸路で行き来きできるようになっている。
海底トンネルは二箇所あり、有料で往復で130DKK(≒2300円)。

空港でもらった案内では島の地図に何箇所もユースホステルのマークがあった。
自分達が事前に調べたところ以外にもユースはあるようだ。
連絡先などは書いていない。
北上しながらユースホステルやキャンプ場の値段も調べ、
適当な宿が見つかり次第そこへ泊まり天候の回復を待つことにした。

腹が減ったので昼飯。
昨日買ったパンにジャムをはさんだものを暴風の中車で食べる。
Cresize0730.jpg
うーん、侘しい。
牛乳はこの島で最も安い飲み物。
水より安い。

宿探しにかなり苦戦。


理由は
1、そもそも宿が少ない!あってもバカ高。
2、情報がない!
  ツーリストインフォメーションが週末で閉まっている。
  なんのためのインフォメーション?
  人に聞きたくても人がほとんど歩いていない。
3、公衆電話がほとんどない。
4、走り回れない。
  海底トンネルは高いので島間を何度も行き来できない。
  レンタカーは1日100kmを越えると距離に応じて料金が発生する。
  暴雨風雨で歩き回ることもできない。

商店などで道を聞くととても親身になって教えてくれ、
しかも電話もただで使わせてくれた。
本当に皆親切だ。

最初の宿に戻るには海底トンネルをくぐって戻らねばならない。
すると明日、またそれを戻ってこなければならないのでかなりの出費になる。
最大の町トースハンにいけば確実にあるが、
かなりの距離を戻らなければならずロスが大きい。

思い切って二つ目の海底トンネルを渡ってBordoyという島へ。

地図に示されたキャンプ場に行くが閉まっている。

フェロー諸島では駐車場や道路脇での車中泊は禁止されているのだ。
キャンピングカーもキャンプ場で泊まらなければならない。

打つ手なし。

最後に行ったキャンプ場の管理棟には人が住んでいる気配があった。
下駄箱には子供の靴があり、庭ではウサギがにんじんを食べている。
ここのキャンプ場で管理人が帰ってくるのを待つことにした。

夜10時まで待つが管理人は帰ってこない。
車と管理棟の戸に「帰ったらシルバーの車に知らせてくれと張り紙」をする。
ここなら車で寝ていても「駐車場や道路での車中泊」にはならないはず?

狭いトランクに寝袋をひいて寝る。
足を伸ばせない状態で2人で寝るとかなり窮屈。
時折、暴風が吹き車が揺れ、
雹が降り、車にパチパチという音が響く。

ほとんど準備なしでもアイスランドでは問題なく旅ができた。
フェロー諸島は手ごわい。
まずはこの天気が回復しないことには.....
いったいどうなることやら。


****************** 旅 情 報 **********************

●交通①
アイスランド→フェロー諸島

アトランティック航空 402便 
516DKK/1人(≒9300円/、空港税等込)
     
12:30発15:00着(現地時間、所要時間1時間半)
リコンファームは必要なし。     
軽い機内食あり。

     
●交通②
フェロー諸島内

62°N car rental
3日間 1050DKK(≒18900円)
     
走行距離300kmを超えると1.5DKK/1km(27円)加算される。
また海底トンネルを通った場合、1往復で130DKK(≒2340円)
を返却時にレンタカーのオフィスで支払う。

ガソリンは島内一律8.39DKK/ℓ (≒151円)

 
●宿泊
Szndavagurのユースホステル

Tel: +298-333-465

ドミトリー 170DKK/1人(≒3060円 会員価格)
トイレ、バス共同、共同キッチン、食堂など

おすすめ度★★★☆☆

古いが、恐らくここがフェローで最も安い宿ではないだろうか?
海辺にあり窓から海が一望できる。
空港からバスで10分足らずというのも魅力。
この時期は泊り客が少ないので、ホテルを独占できる確率が高い。
車で5分ほどのところにスーパーマーケット(BONUS)がある。
スポンサーサイト

2009.10.12[月] フェロー諸島 Vol.2

3日目

10月4日、車で目覚める。
外を見ると.....晴れている!

よっしゃー!

朝7時過ぎに出発。
まずは島の北端を目指す。
Aresize0720.jpg
こんな車1台しか通れない幅のトンネルを抜ける。
そしてvioareioiという最北端の町に着く。
沖には断崖絶壁の島が望める。
Bresize0722.jpg
まだ低気圧の影響で波が高いなぁと思っていたら、
ドッパーン!
すごい音。
Cresize0721.jpg
思わず走ってその場を去る。
あの堤防で釣りしてたらあの世に行きだったろう。

南下を開始。
途中、フィヨルドの細長い湾の岸から対岸へ伸びる堤防があった。
下げ潮か?湾奥から湾口へ流れがある。
竿が振りたい!とフェロー初釣りをしてみる。
Dresize0731.jpg
こんなとこ。
岸から数mは海草がびっしり。

一投目から食っちゃうんだろうなぁ。
ドキドキしながらの一投目。
不発。
二投目。
根掛かり、貴重なルアーロスト(涙)

しばらくアタリすらない。
なんだよ!いねーじゃねーか!
タラを想定してスローで誘っていたが、
半分切れかかって、ジャカジャカとすばやくしゃくった。

海草の際にルアーが来たとき、
ドスン!なんか食った!

結構なパワーで海草の中に潜っていきやがる。
タラとは明らかに違うスピード。
ドラグがうなる。
久々の感じ。

最高!!!

背中が見えた。
やべっ!禁止されてるサケ類釣っちゃった?
と思ったが、、、
Eresize0732.jpg
なんじゃこりゃ?!!!
顔がスズキにそっくり!!
でも体はタラっぽくって茶褐色でぬめっとしている。
海草の色に似ているので保護色になのだろう。

おーい!エビ君、同定頼む!
誰かこれなんちゅう魚かわかったら教えてください。
Fresize0725.jpg
とりあえずタラスズキとでもしておこう。
多分、スズキ科ではなく、他人のそら似だと思うが。

顔が似ているということは、スズキと同じように、
ベイトを下から吸い込むように捕食するのだろう。
ひょっとしたら沿岸性のタラが
バリバリのフィッシュイーターと進化したもの?

こりゃーミノーでガンガンにやっても食うなと
ミノーに換えて投げてみる。
やっぱり食った。
水面近くでひったくったのが見えた。
やっぱり海草の切れ目。
サイズは小ぶり、40cmぐらい。

それからトップを投げたりいろいろやってみるが反応なし。
ふと沖を見ると流れが止まっていた。

タラスズキは三枚におろして今日の夕食に。

大満足で再び南下。
Gresize0723.jpg
粉砂糖のように雪をかぶった山々。


夕方に今日の宿泊地トースハンに着いた。
ここはフェローで最も大きな町。
店やレストランが立ち並ぶ。
が、どこもやっていない。

今まで訪れた国のほとんどが
土日は繁華街が静まり返っている。
フェロー諸島は特に顕著だ。

日本は週末になると繁華街が賑わう。
日本人は働くの好きな人種ということが良くわかる。

ユースホステルに着いた。
が、、閉まっている。
週末に宿がやってねーってどういうこと?

張り紙にホテルの外にある電話ボックスから
電話しろと書いてある。

電話すると電話の下に金庫があり、
その番号が×××だから、
125号の鍵を取って入ってと指示される。

なんて適当なんだ。
よっぽどこの島は治安がよいのだろう。
自分達が宿泊客を装った泥棒だったらどうすんだろう?
自分達を信用しきっている。
日本より治安がいいかもしれない。

このホテルは港のすぐそばにある。
Hresize0728.jpg


もなかは車中泊で疲れたので宿でゆっくり。
釣り熱が収まらないガクは、
早速釣具を持って港へ。

この港の魚影が半端じゃない。
大体沈むルアーなら何でも食うが、
中でもヤンバルアートクラフト、
緊急時にルアーとしても使える(笑)
という携帯ストラップが効いた。
Jresize0727.jpg
操作したティップの細かい動きを、
そのままジグが演出してくれる感じ。
その携帯ストラップで推定50cmのタラをかけたが、
抜きあげる際に海へドボン。

フィシュ&チップスがー!!!
やっとお持ち帰りサイズと思っただけにとても悔しい....

タラの類が一番果敢にルアーを食ってくる。
スコットランドで釣れたタラっぽい魚に近い仲間であろう魚
(もうわけわからん)も釣れる。
Iresize0729.jpg
これはなんだろう?
青物っぽいが。
異国の地ではいろんな魚に出会えるので、
それも大きな楽しみのひとつだ。

宿に帰って夕食。
タラスズキのムニエルとサラダ。
Kresize0733.jpg
正直、特別うまい魚じゃない(笑)
でもクセがないのでどんな料理でも合いそう。
蛋白源としては合格だ。


4日目

10月5日、天気がいい。
チェックアウトしようとするがまだ受付は閉まっている。
もう9時すぎ。
このまま逃げようと思えば逃げれるじゃん。
どこまで人を信用してるんだ?

また電話ボックスから電話。
「ちょっと待っててーいま行くよ。」
チェックアウトの時にやっと宿の人に会えた。

今日はレンタカーを返す日。
まぁ島はだいたい回ったし、
レンタカー代も宿代も高いし、
残りの5日は初日の宿に長居して
宿周辺で散歩や釣りを楽しむことにした。
動かないのが一番の節約。
ザンジバルのマライカとおんなじ状況。

最近動き回っていたので、
一箇所でゆっくりするのも悪くない。

初日の宿はレンタカーを返す空港へ行く途中にある。
まずは宿に寄ってもなかと荷物を下ろしてチェックイン。

「5泊するんだけど安くしてもらえませんか?」
と頼んだら
「Yes!」
と即答。言ってみるもんだ。
2人で1泊340DKKのところを300DKKにしてくれた。
5泊すると合計3600円も安くなる。
おちゃん太っ腹!!

ガクだけレンタカーを返しに空港へ行った。

空港に着くと、なんとカウンターが閉まっている。
16時までらしい。

いないときはインフォメーションセンターへと書いてある。
インフォメーションは....

ここも閉まってんじゃんか!

この島はどこもやる気なし!

16時半までに返すことになっていたのに
何も聞いてないぞ!

鍵を返却するボックスがあるが、
どこに車を止めていいかわからないし、
距離オーバー分やトンネルの通行料を払わなければならない。
返却時に傷とかチェックしなくていいの?
ったく、みんなもうちょっと働いてくれー!

仕方なく車を適当に止めてキーをボックスに入れた。
支払いは後日電話することにする。

バスで宿まで戻ろうと時刻表を見ると、
2時間待ち!

空港は何もないしここで2時間は厳しい。
釣具持ってくりゃ良かった....

宿まで10km、2時間あれば歩いて帰れる。
よっし!歩こう!

....これが寒い。
容赦なく冷たい風が吹き付ける。

ヒッチハイク?

思いつく。
歩きながら後ろで車の音が聞こえると、
立ち止まって警戒されないように満面の笑みで親指を立ててみる。

この時期、旅行者はほとんどいない。
ヒゲ面、寒さでこわばるほほを無理やり持ち上げる不自然な笑顔で、
親指をたてる東洋人。
フェロー諸島で最も怪しい人物であるに違いない。

車の数は少ない。
十数台目、お兄さんが止まってくれた!
ありがたい。

知り合いに日本人と結婚した人がいるらしい。
それで警戒心が緩んだか?
2時間の覚悟が5分ちょとで到着。
こんな自分を乗せてくれるなんて、
フェローの人はホントに親切だ。

明日からは本格的に節約モード。
この宿で過ごす5日分の食料は
車があるうちに安いスーパーで買い込んだ。

タンパク質以外は。

そう、タンパク源は釣るのです。
もなかは本当に釣れんの?
とかなり疑心暗鬼。

釣れなかった場合はガクが責任を取り、
2km以上はなれたスーパーまで歩き、
タンパク質を仕入れに行くという決まりになった。

明日から頑張らねば!
・・・でも、夕方から外は暴風。
大丈夫か??

****************** 旅 情 報 **********************



●宿泊①

トースハン市内、Bladypiのユースホステル
Tel: +298-500-600

ドミトリー 180DKK/1人(≒3240円 会員価格)
トイレ、バス共同、共同キッチン、食堂など

おすすめ度★★★☆☆

まだ新しいのか設備は良く綺麗。
ドミは4ベッドでかなり広い。
このときもほぼ貸切。
wifiが無料で利用できる。
隣にスーパーや店、バーがたくさんあって便利。
専用駐車場はないが歩いて5分の港に無料の駐車場がある。

●宿泊②
Szndavagurのユースホステル
Tel: +298-333-465
詳細はVo.1
    
Xaaaaaaa.jpg

窓から海が見える!本当はダブルルームで高いんだけど、
人が少ないので、この部屋にしてくれたみたい。
5連泊で1人1泊あたり170DKK→150DKK(≒3060円→2700円)に
値下げしてくれた!
おじちゃんありがとう!

2009.10.12[月] タラスズキの正体判明!

「タラスズキ」の正体がコペンハーゲンのマックでネット中に判明!

Pollack (Pollachius pollachius)

北欧でポラックと呼ばれている魚だそうです。
予想通り、こんな顔でもタラの仲間。
フィッシュイーター、スピードパワーとも他のたらより上らしい。
最大で12kg、120cmになるそうです。

今後の記事で「タラスズキ」とありますが、性格には「ポラック」ですのでよろしくお願いします。
すでに予約投稿済みで全部直すの大変なので.....
すみません。

12kg、120cmのポラック、釣ってみてー!

2009.10.13[火] フェロー諸島 Vol.3

5日目

10月6日、昨日から外は暴風雨。
朝ごはんを済ませ、
昨日のレンタカーの件を片付けなければならない。
いろいろと苦労してようやく電話がつながった。

すると、時間があるときに払いに空港に来いと言われる。
フェローを出る日は空港に行くが土曜日でオフィスはやっていない。

「自分は規定どおりの時間にそっちに行ったんだ!
 いないのはそっちの責任でしょ?
 ここから空港まで行く費用も時間もない!」

と頑張って英語で言ったが、
とにかく怒っているのは伝わったみたいで、
責任者に変わった。

「トンネル代だけを土曜にオフィスの中に
ドアの下から入れておいてください。
距離の超過分は結構です。」

なんて話のわかる人なんだ!
距離超過分、2160円得してしまった。
昨日からラッキーだ。


昼を過ぎてもまだ外は暴風雨。
暇なんで昼飯つくりにちょっと時間をかけてみた。
もなかが、あるもので代用してなんとか作った
タラスズキ(仮名)のグラタン。
Aresize0738.jpg
まだ半身が残っていたのだ。
これがうまい!
味が淡白なのでこういう料理が良く合う。
昼から食べ過ぎた。


まだ風は止まない。

広いラウンジを2人占め。
ソファーに腰掛けゆっくりと過ごす。

もなかはここ数日数独にはまっている。
疲れるとテレビでディスカバリーチャンネルを見たり、
インド人にもらったシャーロックホームズのペーパーバックで
英語の勉強したり。
パソコンで麻雀も。

もなかは旅に出てずいぶん麻雀に詳しくなった。
「今、発、南、ホンイツ、ドラ4で倍満あがったよ。」
なんて普通に言ってる。

ガクはカメラの手入れ、写真の整理など。
トースハンで買ったおもりでメタルジグ(ルアー)を作った。
最近、根がかりでかなりなくしてしまったからだ。
使いたい10g前後のジグが売っていない。

道具がないので、大変。
円筒状のおもりを石でたたいて(原始人か!)平らにして、
キッチンにあるアルミホイルをエポキシでくっつける。
もなかにも手伝ってもらう。
アルミホイルを切る作業、もなかの方がうまい。
悔しい!
Bresize0739.jpg
「私は元、ルアービルダーです。」
とは口が裂けても言えない出来ばえである。
ルアーというよりは凸凹で不恰好なので、
光るかりんとう(笑)
フェローの魚が甘党であることを祈る。

夕方、少し風が弱まった。
早速釣りへ!

しかし宿を出るなり、また強い風と雨。
でも我慢できず、港の奥の風裏でやってみる。

やっぱりフェローの魚の多さはすげー!
20~30cmタラなどが面白いように釣れる。
大きいのだけキープ。

そして、重いアタリがきた!
グオン、グオンと竿が曲がる。

たぁーのしぃーー!!

こりゃスピードがないのでタラスズキではない。
たぶんヒゲのあいつだろう。
Cresize0735.jpg
やっぱり!60cmほどのタラ。
水面で20cmほどの魚を吐き出した。
まず20cmがルアーに食い、それを丸呑みしたようだ。
今夜の食材は君だ!

ということで、
ずっとやってみたかった鍋。
Dresize0736.jpg
材料はタラとねぎ。
以上(笑)

見た目はグロイがこれがうまい!
少し蟹に似たような上品なうまみのあるだしがでる。
頭はゼラチン質でプルプル。
肝は淡白な白身と一緒に食べると旨味がいっそう引き立つ。
アフリカから釣れてきた米を炊いて、久々の日本食。

フェローで魚を釣って節約計画。
冷蔵庫にはタラが半身、
タラスズキもまだ1柵ある。
怖いぐらいにうまくいっている。

今まで色んな国釣りをしてみてわかったのは、
岸からの釣りは治安が良い国でないとできないということ。
アジアやアフリカでは、人気のないところで
1人で釣りをするのは襲ってくださいと言っているようなもの。

イギリス、アイスランド、フェローでは
やりたいところでやりたい時間に釣りができている。

南米も楽しみだが、治安がどの程度なのか。


明日は大物に絞って頑張るぞぉ!


6日目

10月7日、くもり。風は弱く海は凪いでいる。
朝飯後、もなかは今までパソコンに保存していた情報を元に
今後のルートを考える。

ガクは当然、釣りへ。
今日のテーマはタラスズキの良型。
まずは宿の目の前の磯に降りてみた。
Eresize0769.jpg
宿から徒歩1分にある磯。

これが釣りづらい。

磯はぬるぬるした苔が生えていてかなり滑りやすい。
特に自分はゴム底のトレッキングシューズ。
スケートリンク並みに滑る。

地形が荒く水面下1m以内に
ルアーをキープしていても根がかりしてしまう。
二投目で大事なシンキングペンシルを失くす。
ルアーが無くなるだけでなく、
この大自然にゴミを残してしまうことが何より心が痛む。

自分の装備では厳しいので、
堤防へ移動。
Fresize0767.jpg
以前、タラスズキを釣った堤防とほぼ同じ地形。
細長い湾を分断するように伸びる堤防。
潮が動けば堤防先端付近は流れが強くなるはずだ。

堤防の根元から順に探っていく。
まずはかりんとうルアーを試す。
Gresize0747.jpg
釣れたのはうれしいが、この魚の小型しか食わない。
タラやタラスズキは甘党ではないようだ。
 
タラスズキは2匹だけの乏しいデータから推測すると(笑)
岸沿いにびっしりと繁茂する海草の切れ目に身を潜めている。

メタルジグで前回と同じように、
切れ目をなめるようにしゃくるが青物っぽい小型の魚のみ。

海草は水面近くまで生えているので、
ミノーやバイブレーションのように
レンジをキープするようなルアーでは岸からだと攻めにくい。


ということでシンキングペンシルに換える。
沖からやや沈めて弱いトゥイッチンング。
海草の切れ目でフリーフォールさせると.....

ラインがスーッと持ってかれた!
すかさずフッキング。

下へ下へと突っ込む。
ドラグが唸る。
ロッドが絞り込まれる。
スピードがある。
タラじゃない。

止まらない!

お願いだー根に入らないでくれー!
テンションをかけながら祈る。

フッと軽くなる。
フックアウト。

悔しい!!!
タラスズキの良型?
もしくはまだ釣っていない知らない魚。
とは言ってもPE1.5号のライトタックルなので知れてるけど...

自分はいつもそうだ!
千載一隅のチャンスを物にできない。
チャンスは人より多く与えられている気がするのに。
デカイのを良く釣る人は、
与えられたチャンスを無駄にしない人なんだろう。

気を取り直し同じパターンで切れ目でフリーフォールさせると、
食った!ややのされるがなんなくあがってきた。
Hresize0749.jpg
これは青物っぽいやつ。
(こうやって見るとこいつもスズキっぽいなぁ。)
40cmほど。
ジグでは口を使ってくれなかったサイズ。
さっきのはこいつのデカイやつってことも考えられる。

その次の1投。
また海草の切れ目でヒット。
Iresize0763.jpg
40cm弱。
本命タラスズキ。体に黄色い網目模様。
若魚の模様だと思われる。
前回釣った60cmのやつにも薄っすらとあった。

このパターンいける!
同じ場所でジグでは小型しか釣れなかった。

ルアーはUZUのモンモンさん。
本当はヒラスズキ用でサーフェイスで使うルアー。
正しい使い方じゃない。ニーナ(製作者)、ゴメン!
でも水平カタカタフォールはフェローの魚も悩殺しましたぜ。

反応が無くなり、
ちょうど昼になったので宿へ飯を食べに戻る。

もなかは朝からずーっとPCとにらめっこして、
東欧の情報を得ていた。
2人ともそろそろ物価の安い国へいかないとやばい。
イギリス、アイスランド、フェローでかなり使ってしまった。

昼飯は昨日の残りの鍋にトマト缶をぶっこんで、タラパスタ。
Jresize0760.jpg
昨日より出汁が良く出ている。
意外にトマトと良く合う。
うまい!

ガクは再び釣りへ。
さっきのポイントは少し休める。
釣り人は誰もいない。
焦る必要はない。


気になっていたさっきより湾の内側、対岸から延びる堤防へ。
湾の奥まで歩いていって回りこんだ。
早足でちょうど30分かかった。

ここがタラスズキの宝庫。
さっきのシンキングペンシルのパターンで入れ食い。
Kresize0761.jpg
ヒット!
Lresize0765.jpg
このサイズの群れがいるようだ。
このぐらいでも海草の林の中へ突っ込んでいくので、
自分の7フィートのライトシーバスロッドでは結構ヒヤヒヤする。

シンキングペンシルの後ろに影がいくつも見える。
フォールさせたとき、その影のいくつかが、
鋭くシンキングペンシルに襲いかかる。
ルアー回収寸前、海草の中から突如として現れ、
ルアーをひったくることもある。

こんな北の地に、こんなファイターがいたとは。
ここは北緯62°、北海道から日本列島1つ分さらに北へ行った緯度だ。

なんだか気づくと、ただの釣りブログと化している。
そういえば、島暮らし~漁師風~もそうだった。
ほとんどが魚がルアーくわえてる写真じゃんか!

しかも釣りしない方には意味不明の用語が多すぎますね。
どうかお許しを!
フェローを出ればしばらく内陸、
釣りネタはしばらくなくなりますんで。
もう少しの辛抱を。

釣りができるのはあと2日。
タラスズキ良型、絶対獲ってやる!

2009.10.14[水] フェロー諸島 Vol.4

7日目

10月8日、朝起きて窓の外を見る。

快晴!ベタ凪!
Aresize0771.jpg
右に見える黄色建物が自分達の宿。
海の目の前。

朝食後、ガクは釣りへ。
Bresize0772.jpg
どんなに日がさしていても風はとても冷たい。
風を遠さないカッパは必需品。

昨日、ジグで攻めてダメだったところを
シンキングペンシルで攻めてみる。
やはり海藻の切れ目やや深いところで食った!
Cresize0770.jpg
アベレージサイズ。
明日、予定しているフィッシュカレーの具材に決定。
1度宿へ帰って(といっても数分だけど)冷蔵庫へ入れてくる。

昨日と同じ時合をやってみるが
アベレージサイズのみに終わる。
潮向きが昨日と逆だった。
地形が複雑なので潮の流れも単純ではないのだろう。

宿へ戻って昼飯を済ませ、もなかと散歩がてら買い物に。
途中、家で飼われているアヒルがいた。
Dresize0774.jpg
なんだか人懐っこくてかわいいやつ。
口をしきりにパクパクして何か言っているよう。

バス停におじいさんを出迎え行く猫にも会った。

とても平和でのんびりとした町。
Eresize0775.jpg
町では屋根に草を植えてある家をよく見かける。
暖かいのか?なんの効果があるのだろう?

スーパーで買い物を済ます。
Fresize0773.jpg
お釣りの紙幣。
フェロー諸島独自の紙幣らしい。
下はタラの尾、上は羊の角。

クローズアップするポイントが面白い。
羊の角ははじめタコの足かと思った。

宿に帰ると、初めて自分達以外の宿泊客が来ていた。
しかもその直後にもう一組。
「なんかこのキッチン魚くさくない?」
とデンマーク語で言ってたかも。
すんません....


まだ日暮れまでは時間がある。
夕まずめ狙いで堤防の先端へ竿を振りに行く。

そこでまたかけた!
正直、油断していた。
そんな時に限っては来る。

下へ下へと突っ込む。
ラインが海草の林の中へ吸い込まれる。
ドラグが唸る。
竿がのされて「つ」の字になる。
ドラグをやや強めにしたので、
PE1.5号、7ftのロッドでも片手では支えられなくなり、
腰にロッドエンドを置く。

動きが止まった。
すかさず巻きにかかる。
少しづつ魚が浮く。
よっしゃこのまま...

が、途中でピタリと動かなくなる。
海藻に絡んでいる?

直後また走り出した。
走りが止まらない。

根に行くなよー!
そう願った時、フッと軽くなった。
またやっちまった....

ランブレイク。


しばらくその場にしゃがみ放心状態。
夕日に照らされる海を眺めながら、
悔しさが徐々にこみ上げてくる。

ヘタクソー!

自分に叫ぶ。
ダブルラインが締り切れのように飛んでいた。
ああ、情けない。
結束時に締めすぎたか?
編み込みの回数が少なかったのか?
ひょっとすると根ずれ?

もう本当にやりきれない。
こんな屈辱、久しぶりだ。

めったに失敗しないという意味ではない。

自分の実力、道具では獲れない魚がいる環境で
釣りをするのが久しぶりなのだ。

トカラ、屋久島で何度でも味わったこの屈辱。
久々に思い出した。

悔しさをかみしめながら宿へ帰る。

残されたのはあと1日。
主戦力のルアーも心許ない。
ラインの消耗も激しい。
自分の実力と道具の頼りなさに、
もう諦めたい気持ちがどこかにある。

でもまた体制を整えて再チャレンジするにはここは遠すぎる。
諦めたら後悔する。

「世界の小物を釣る!」
のコンセプトで持ってきたライトタックル。
シーバスクラスまでの魚を想定している。

「ヤツ」が何者なのか?どのぐらいの大きさかはわからない。
でもこの道具で全く獲れない魚じゃないと思う。
うまい人なら獲れているだろう。

今回の反省はラインシステムに穴があった上に、
テンションをかけすぎたこと。
いつもの悪い癖、もっと冷静に対処しなければ。

しかし、例え走りが止まったところで、
問題はは海藻の林である。
40cmのタラスズキ(仮名)でも海藻に絡まってヒヤヒヤする時がある。

やってみるしかない。
最善を尽くしてみよう。

夕食にタラのパスタを食べ、
ラインシステムを慎重に組み、
明日早朝から釣りに行くための準備をした。

外は心なしか風があるようだ。
風が止むことを祈り、床についた。

8日目

10月9日、目覚ましが鳴る前に目が覚める。
窓ガラスがガタガタと揺れていた。
風が強いのだ。
磯に波がかぶって真っ白になっているのが見える。
また低気圧がやってきたようだ。
うわさどおり、この時期のフェローは天候が安定しない。
残念だが釣りは諦める。

またいつか、チャンスがあれば、
(宝くじに当たるとか?)
きちんと戦略を立てて来よう。

タラスズキ。
日本のスズキのように決して綺麗な魚とは言えない。
サイズも同じぐらいかそれ以下。
エラ荒いもしない。
ルアーフィッシングの対象魚として
メジャーになることはないだろう。

この記事を読んだ釣り人でも、
高い飛行機代を出して
日本から釣りに来ようなどという物好きはいないとだろう(笑)
トラウト狙いに行く人はひょっとしたらいるかもしれない。
同じお金を出せば、バラマンディー、ターポンなど憧れの魚に出会える。

自分は旅のついでに竿を出し、
タラスズキに出会い、しかもやっつけれた。
特別な思い入れがある。


宿でテレビを見て過ごす。
衛星放送でディスカバリーチャンネルや
アニマルプラネットが見れるのだ。

数日前、日本の捕鯨調査船を妨害する環境団体に
密着取材したドキュメンタリーもやっていた。
彼らの行為が美化され描かれている。
こうやって欧米人の反捕鯨感情を煽っていくんだろう。

昼飯、夕飯はタラスズキカレー。
かつて東京で食べたフィッシュヘッドカレーの真似。
なかなかうまい。

翌日はコペンハーゲンに飛ぶ。
しばらくはヨーロッパ内陸の旅となる。
竿を振るチャンスは少ないだろう。

フェローでは一度も肉を食べなかった。
何度か缶詰を食べたが、それ以外はほぼ釣った魚。
そろそろ肉が恋しくなる。
ビールも飲みたい。
早く物価の安い国へ引き上げよう。

プロフィール

Author:ガク&もなか
屋久島での島暮らしは最高だったが(島暮らし~漁師風~)二人の夢である世界一周旅行を実現するため関東へ出稼ぎへ。ガクは塾講師、もなかは派遣社員として資金を作り、2009年5月13日、日本出発。いろんな国でおいしいご飯や、楽しい旅人、いろんな生き物に出会って旅を満喫、2010年9月に帰国。現在、再び屋久島で生活を始めるためにガクは石垣島で船長修行、もなかは岡山で獣医修行中。

FC2カウンター

検索フォーム

Copyright © ガク&もなか

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。