そこへ行きたい

Date : 2010年04月

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2010.04.03[土] フィッツロイを見に

カラファテに荷物を置いたまま、
フィッツロイを拝みにエルチャルテンへ向う。

レンタカーを2日借り、
同じタイミングで行って帰ってくる韓国人の旅人2人も一緒だ。

なぜレンタカーか?
人が集まったのでバスと大して変わらない値段で行けるし、楽だし...
一番の理由はエルチャルテンで自由に釣りに行けるから!

自分はフィッツロイは遠くから眺めるだけにし、
あとは釣り三昧という目論見。
もなかは韓国人達とトレッキングの予定。

エルチャルテンまでは約200km、3時間の道のり。

広大な景色に見とれたり、
時々道を横切るキツネやグアナコを観察しながらのドライブは楽しい。

車に轢かれたウサギを猛禽類がついばんでいる!
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くちばしの付け根が黄色いのが特徴。
パタゴニアでは猛禽類をよく見かける。
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こちらは車に轢かれてしまったかわいそうなフクロウ。
夜に道にいたところを轢かれてしまったのだろう。
獲物を獲るのに夢中になっていたのか?

エルチャルテンに近づくと、険しい山々が見えてきた。
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残念ながらフィッツロイは雲の中。
2日という短い滞在で果たしてその姿を見ることができるか?

宿に無事到着、昼ごはんを済ませて早速出発。
もなかと韓国人たちを登山口まで車で送り自分は釣りへ。

ディシエルト湖方面へ川沿いの林道を進む。
しかしその川はかなり白濁している。
氷河の影響なのだろうか?
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試しにやってみるが魚の気配なし。

車でさらに川の上流へと向ってみる。
おっ!!徐々に濁りがとれてきた。
鼻息を荒くしてやってみる。
反応なし。
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こんなトンボ、はじめて見た。
目のブルーが美しい。

さらに車で上流へ。
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川幅が狭くなり、清流になった!
小さなスピナーを投げてみる。
1投目でコツンと小さなバイト。
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美しいレインボーの幼魚。まだパーマークがある。
毎日熊本の渓流に通ってヤマメを狙った日々を思い出した。

君達の父兄に会わせてくれ!とリリース。

少しづつ魚に近づいている気がする。
もう上流にあるディシエルト湖に行くしかない。
そこにはきっとでかいレインボーがうじゃうじゃいるんじゃないか?
想像を膨らます。
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ここがディシエルト湖。透明度抜群。
対岸は山が水際まで迫ってきていて、
ショアから釣れる場所は意外と少ない。
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ブレイクライン(急に深くなっているところ)が見える。
とりあえずはそこをミノーやスピナーで探る。

反応なし...

ジグを遠投して沈めてみた。

!!こりゃ深い...
ブレイクラインから水深20m近くまで急深になっているようだ。
魚は深いところにいるのか?

スプーンを沈めて底を舐めるようにジグのようにしゃくってみる。
数投目でゴン!としゃくりを止められた!

食った!下へ下へと突っ込む。
ブレイクラインにラインが干渉しそうになり、
膝まで水に入り前へ出る。

カンパチでも釣っているかのような感じ。
懐かしく、それでいて新鮮で楽しい!
でもレインボーの引きではない。
なんだろう?

上がってきたのは....
92re15177.jpg
ブラウントラウト!久しぶりの対面。
今まで川で釣ってきたのとまたちょっと違う色合い。
最初はなんだかわからなかった。
なかなか良いプロポーションですな。

しかし、あとが続かずこれで終了。
意外と厳しいなぁエルチャルテンの釣りは...

宿へ帰ったのは夜9時30分を過ぎていた。
皆に心配をかけてしまったようだ。

エルチャルテンの記事なんだから
魚や湖の写真はいいから山の写真をだせ!

って言いたいあなた!
残念ながら山の写真はありません。
なぜならもなかのカメラ、R8が壊れているから。
山の様子を知りたい方はもなかに直接聞いてください....

もなかはトーレ湖で氷河などを見て楽しめたようだ。
コースも険しくなく、眺めが良いので足慣らしににはいいらしい。
紅葉も始まりかけていて、鮮やかなに黄色や赤に色づいた木々も見れたそうだ。



翌日、もなかはフィッツロイを間近で見られるトレッキングコースへ。
自分は釣りへ。

場所はヴィドマ湖。
エルチャルテンの南に広がる広大な湖だ。
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かなり濁っている。浅いところでも全く地形が読めない。
本当に魚いるのか?
疑心暗鬼で澄んだ水の流れ込むアウトレット、
岬周辺、ワンドなど攻める。

かなり歩いた。
湖畔をすでに10kmは歩いただろう。
バイトは皆無、湖面には波紋もなければ、ジャンプも見られない。
本当にここ魚いるのか??

普段ならば見切りをつけて、昨日の湖に大移動するのだが、
レンタカーには距離制限と言うウザイものがある。
制限を越えると1kmいくらというお金が発生するのだ。
すでに昨日でかなりオーバーしてしまったので、
今日は我慢してこの湖で粘ろう...
あー、距離制限などない車で思う存分に攻めたい....

国道からかなり離れているところなので全く人気がない。
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湖畔の砂浜には人間の足跡はないけど、
キツネやグアナコのはそこらじゅうにある。

水際にはいろんなものが落ちている。
特に目を引かれるのは動物の残骸。
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これは恐らく、ニャンドウ(ダチョウ)の骨。
近くに落ちていたもので判断できた。
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この足は間違いなくそうでしょう。
そして驚いたのはすぐ近くにあった白い丸い物体。
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卵!
中には何も入っていなかった。
これも分解されず残るんですね。
キツネあたりが割って食べそうなもんだけど...

魚の気配を感じることができず、集中力が切れる。
パタゴニアで初のボウズ。
まぁ今までが運が良すぎたのかもしれない。


皆よりひと足先に帰って宿に車を止めて車で仮眠。
さすがに疲れた...

もなかがトレッキングから帰ってきた。

残念ながらフィッツロイは雲で見えなかったそうだ。
でもフィッツロイの手前に見えるロストレス湖がかなり綺麗だったとのこと。
グレーがかったターコイズブルーだったらしい。

写真が見たい!けどない...
脳の記憶をハードディスクにダウンロードできる
装置とかできないのだろうか?

カラファテに経つ時間まで待ちで買い物。
ふと山のほうを見ると、フィッツロイが顔を出してる!

急いで山全体が見れる高台へ移動。
98re15173.jpg
おー!カッコイイ!!!
エルチャルテンの町に睨みをきかせている感じ。
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うーん、アウトドア用品のパタゴニア社が
ロゴのデザインにするのも頷けます。

最後に姿が見れてよかった。
この10分後にはまた雲の中に姿を消した。

宿に戻り、韓国人2人を乗せてカラファテへ。

フィッツロイが本気で見たいならエルチャルテンに泊まって
チャンスをうかがってGO!という作戦がいいのだろう。
まぁまた次の機会に...


****************** 旅 情 報 **********************

●交通

エルカラファテ→エルチャルテン

レンタカー 

WAGEN rent a car

住所 :9 de Jullo 57
TEL :02902-492297


○通常料金

3ドアコンパクトカー 
260アルゼンチンペソ/日(≒6000円) 
距離制限200km/日 
距離超過料金 0.75アルゼンチンペソ/日(≒17円) 

○2日レンタルでの交渉後

3ドアコンパクトカー 
240アルゼンチンペソ/日(≒5520円) 
距離制限250km/日 
距離超過料金 0.75アルゼンチンペソ/日(≒17円) 


3社と交渉した結果、ここが一番安かった。
通常料金の相場は250~270ペソ。
因みにバス代はカラファテからの往復で130ペソ。
2人分で1日レンタカーが借りられる。
レンタカーはガソリン代が別途必要だが。
5人で行けばガソリン代込みで同じくらいだけど、
コンパクトカーに5人じゃきついかも。

パタゴニア地方はガソリンが安いのでレンタカーにはいい。

~カラファテ市街地でのガソリン価格~

2.8アルゼンチンペソ/ℓ(≒67円) 


●宿泊

エルチャルテン

Albergue Hem Herhu

住所 :Las Locias s/n
TEL :493224

ドミトリー、トイレシャワー付、キッチン、
Wifiフリー(共有スペース)

30アルゼンチンペソ/1人(≒720円)

おすすめ度★★☆☆☆

エルチャルテンではかなり安い方。
キッチンは清潔とは言えないが
フィッツロイへのトレッキングルートの入り口に近いのがいい。
ベッドにシーツがないのでシュラフやトラベルシーツを持参するといい。
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2010.04.07[水] でかいレイクトラウトを追って

1re15198.jpg
藤旅館にはこんな写真がずらりと貼ってある。
これは7.4kgのレイクトラウト。
藤旅館の釣りツアーで、毎年このサイズが1本はあがるらしい。

しかしその写真の多くが11月~12月。
一枚だけ4月に5kgが釣れた写真があった。チャンスはある。
エルチャルテンに行くために借りたレンタカーを一日延長して、
1人で行って来た。

ポイントは遠い。
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車を止め、何もない大草原を40~50分歩く。
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グアナコが不審そうにこちらを見ている。

ようやくポイントに着いて釣り開始。
エルチャルテンの湖と違って水が澄んでいて地形がわかる。
水の流れもあるし、こりゃやばそうだ!

鼻息を荒くしながらいかにもというポイントにルアーを打ち込むも。
しかし、全く反応なし。
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うーん、厳しいなぁ。

5re15199.jpg
しばらくしてようやく小さなレインボー。


結局この日はあとも2匹、小型のレインボーを追加したのみ。
抱きかかえサイズの夢は儚く散る....
6re15196.jpg
次第に強くなってきた風に背中を押されながら帰る。
パタゴニアに「出直して来い!」と言われているよう。

1kmほど先にゴマ粒のような自分の車が見えてきた。
あたりはもう薄暗くなっている。
あれ?

なんと、ヘッドライトがついてる!
やばい、バッテリーが!!

走る。まぁ走ったところで数分しか変わらない。
無駄なことはわかっているけど走る。
ぜんぜん車が近くならない。もどかしい。

車についてドキドキしながらエンジンをかける。

「キュルン...」

セルモーターの悲しい音がした。
やっぱりバッテリー上がっている。
しばらく道路を見ていたが、車は一台も通っていない。
見えるのは広大な大地のみ。人家はひとつもない。
1人押しがけにチャレンジするも凸凹道なのでまったく車が動かない。

途方に暮れる...

と、地平線にヘッドライトが見えた!
道路の真ん中に出て大きく手を振る。
絶対こいつを止めなければ!!!

車は止まってくれた。
バッテリーが上がったことを身振りで伝えると、
車から頑強そうな男が4人出てきて、車を押してくれた。
エンジンがかかる。

助かった!

ありがとう!というと笑顔でみんな去っていった。

実はこのとき、釣り場にカメラの三脚を忘れてきていた。
宿に戻ってから気づく。
なんかついてない...



翌日、韓国人のU君がが釣りがしたいいうので便乗してお手軽ポイントへ。


しばらくしてゴツンとバイト。
その直後にロッドが曲がる。
ドラグが出る!デカイ!
藤旅館に貼ってある写真達が頭をよぎる。

魚が見えた。思ったより大きくない...
理由がわかった。スレで背中にかかっていたのだった。
7re15202.jpg
とはいえ、60cm越え。
今まで釣ったレイクトラウトの中では最大。
嬉しいです!

翌々日にバリローチェ行きのチケットを買ってある。
チャンスは少ない。果たして目指すサイズは釣れるか?

2010.04.09[金] さらばパタゴニア

カラファテを去る前日。
12日間もここにいるのに、
まだ観光の目玉であるペリトモレノ氷河を見ていなかった。
もちろん、それは自分が釣りばかり行っていたからだ。
そりゃまずいということで、慌てて氷河へ向う。

4人集まったので、レンタカーを借りる。4人いればバスより安い。
もなかとY君は氷河メイン。
韓国のU君と自分は氷河の帰りに寄るロカ湖での釣りがメイン。

一時間半ほどでペリトモレノ氷河着。
1re15207.jpg
すげー!思ったよりデカイ!
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日に照らされると爽やかなブルーに輝く。

氷河はもともとは雪だけど、それが溶けては固まりを繰り返し、
さらに上からの圧力で圧縮され密度が高くなったものらしい。
3re15208.jpg
特徴は「動く」こと。まさしく「河」で、
こうやって谷間を縫うように動いてきた感じが良くわかる。

氷河の魅力は、ダイナミックなその姿だけでなく、
その動きを体感できることだ。

それが、崩落。
氷河は湖に流れ込み、やがて無くなる。
氷河の先端で待っていれば、そこが崩れ落ちる瞬間を目の当たりにできるのだ。
大きな崩落では音が凄まじく恐怖さえ感じるほどの迫力らしい。
4re15206.jpg
その崩落を見ようとこうして展望台で待ち構える。

頻繁に小さなかけらが崩れ落ち、それでもなかなかの音。
「パーン!!」と銃声のようなはじけた音が周囲の山々にこだまする。
思わずおっ!と見入ってしまう。意外と時間が経つのが早い。

3時間ほどして凄まじい音!
死角になったところで大きな崩落があったらしい。
大きな波が立ち、湖面が泡?で真っ白になる。
凄い!

自分はこれで満足。
大きな崩落を目の前で見たいというもなかとY君を残し、
U君と駐車場付近の湖畔で竿を振る。
5re15204.jpg
氷河を眺めながら。
これで釣れりゃあいうことなしなんだけどなぁ...

崩落待ちの二人があきらめて帰ってきた。
かなり体が冷えてしまったようだ。
そりゃそうだ、
氷がいっぱいのクーラーボックスに長時間いるようなもんだもの。


ということで、次は釣り!ロカ湖へ!
前回と同様、かなり渋い。
6re15203.jpg
それでもなんとかライトタックル作戦で
プロポーション抜群のレインボーを捕獲。
かなりのファイターで大満足。
その後、ひとまわり小さいレインボーと小型のレイクトラウトを追加。

U君はまだ釣っていない。
彼は釣りに対して熱心、頑張って竿を振り続けている。

しかし彼は釣りがほとんど初めてな上に、
レンタルタックルでラインが太く飛距離がでない。
プレッシャーの高いロカ湖ではかなり厳しい....

日がもう沈みかけた頃、U君に来た!
なかなかいいサイズのレインボー!
努力が実った瞬間だ。2人で大喜び!

どんな不利な条件でもとにかく投げ続ければ結果は出るということを教えられた。

車に戻った時にはもう夜8時半。心配して氷河組が探しに来てくれた。
すみません..


翌朝、恒例、レンタカーを返すまでの早朝フィッシング。
毎回参加者を募ってもほとんどいつも自分だけだが、
今回はU君も参加。さすが!

7re15211.jpg
ここで何回こんな朝焼けを見たろう?
これがパタゴニア最後のトラウトフィッシング。

小型のレインボー1匹に終わる。
最後に大逆転なんてのは三平君にしかできません。

ウシュアイアと合わせて16回の釣行。行き過ぎ?
いやいやまだまだ足りない!もっともっとしたい!

パタゴニアの釣りは素晴らしすぎる。
大自然の中で竿を振るだけでも気持ちよいのに、
元気いっぱいの野生のトラウトが次々と遊んでくれる。
そしてその魚体の美しさ。

やり残したことも多いし、絶対いつかまた来てとことんやろう!
堅く決意する。


昼には藤旅館を後にした。
島藤さんもキレンさんも本当に旅人のことを第一に考えてくれた。
とても快適な宿だった。去りがたい...

バリローチェまで28時間バスの中。
camaという飛行機でいうファーストクラス的な座席にした。
それしか残ってなかったから..

でもこれがかなり快適。
おそらく自分は20時間以上寝ていたと思う。
連日の釣りの疲れを癒すことができた。

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バリローチェに着いて少し散歩するとすぐに日が暮れた。
思った以上の大観光地。
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名物はチョコレート。
ジェラートのチョコレートをほお張り、
アルゼンチン最後の夜を極厚ステーキで〆る。

バリローチェは1泊で、次は海産物の楽園、チリのプエルトモンへ。
パタゴニアでゆっくりしたのでちょっと足早に北上していきます!

****************** 旅 情 報 **********************

●交通

エルカラファテ→バリローチェ

バス  MARGA社
クラス:cama

13:30発翌17:30着(所要時間約28時間)

398アルゼンチンペソ/1人(≒9600円)

semi camaが売り切れだったのでcamaにした。
camaだけあって座席は十分に広く、よく眠れた。
28時間のバス移動だがあっという間に感じた。
長時間の移動でsemi camaと値段が大差なければ
こちらを選択する価値があると思う。


●宿泊

バリローチェ

HSTEL La Puerta Verde

住所 : Quaglia 160 1piso
TEL : +54(02944)429051
Email: backpackers@bariloche.com.ar

ドミトリー、トイレシャワー別、キッチン、Wifiフリー
35アルゼンチンペソ/1人(≒840円)

おすすめ度★★★★☆

バリローチェは物価が高いと聞いていたが、ここは安かった。
恐らく4月からローシーズン値段になったのかもしれない。
安い割には綺麗で使いやすいいい宿だった。

2010.04.11[日] 魚介類天国プエルトモン

バリローチェからチリのプエルトモンへ。
チリへ入るときの荷物検査は相変わらず厳しい。
特に食品。
国境には麻薬探知犬ならず、食品探知犬がいる。
働く犬はビシッと教育されているのが相場だが、
こいつは1人で繋がれているとワンワンとうるさい。
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いざ仕事。
おっ!さすが、仕事となると静かになった。
この写真の直前に目の前の白いバックに手をのせて
「これ。なんか食いもん入ってるでぇ。」
と検査官の顔を見た。

確かにバックの中には持ち込み禁止の食べ物が!

褒美に餌をもらう。

興奮して検査官に飛びつき、尻尾を振って興奮。
「もっとくれー!」
またワンワンと吠え出す。

あれ?
これって、ひょっとしてすごい腹をすかせたタダの犬?!


プエルトモンは思った以上の都会。
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イメージでは潮の香り、かもめの声が響く小さな港町だったのだが。
3re15227.jpg
こんなわけのわからんモニュメントもあり、
ちょっと残念。

ホテルに荷物をおいて早速、魚市場へ。
プエルトモンに来た理由は他でもない、
うまい魚介類をたらふく食べたいからなのである。
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船の造りって国によって全然違う。
この辺のはみんな色がカラフル。
ほとんどが木造船。FRPの船なんてみないなぁ。

市場に着。もう夕方だったので開いている店はまばら。
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これがガイドブックでアナゴの仲間と紹介されているコングリオ。
これ、どうみてもアナゴとは違うようなぁ、深海にいそうな形だし、
と思って調べてみると、やっぱり全然違う。
アシロ目に属し、有名なところではイタチウオなんかと同じらしい。
やっぱり深海の魚だった。
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干した貝なんかも売ってる。

今日の夕ご飯はこの市場にある食堂にて。
Jさんがの情報をもとにあるお店へ。
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これはクラント。
魚介だけでなくソーセージや肉なども一緒に煮込んである。
もなか後ろで、
「写真なんかいいから早く食べさせろ!」(笑)

ボリューム満天でうまい。煮汁をたっぷりかけてくれるのがうれしい。
魚介と肉の旨みを混ぜてもうまいんだなぁ、と新たな発見。
と思ったが、よく考えると日本にもありました!
魚介系豚骨ラーメン。
実はそれ自分達が一番気に入ってるラーメン。
8re15215.jpg
こちらはソパデマリスコ。魚介類のスープ。
ちょっとクセがある。スープの香りがライトなクサヤっぽい。
でもそれが旨みでもあり、コクでもある。うまい!
きっと魚介を食べつけない欧米人には理解できないだろうな。

そういえば、プルトモンでは欧米人バックパッカーはあまり見ない。
おいしい魚を食べにいこう!なんてのりは日本人ならではなのかも。

両方とも大盛りで2500ペソ(=450円)。
やっぱいいなぁ、プルトモン。

苦しいぐらいおなかがいっぱいになり、
腹ごなしに市場周辺を歩いていると、
海に巨大な黒い影!巨大な魚?
100kgは確実に超えてる!

(これ釣りたいけど自分のタックルじゃ獲れないない..
また道具を完璧にして再トライか..)
と瞬時にいろんなことを考えた。

しかしよく見るとそれはアシカ(だと思う...)。
アイスランドやパタゴニアでも見れなかった鰭脚類。
パタゴニアでは見に行かなかっただけだけど。
こんな都会の市場の裏の海で見てしまうとは!
嬉しいけど、残念な気もする..

怪しげなオヤジが来て、
「いいか、そこで待っとけよ。」
どこからか魚のアラがたくさん入った袋を持ってきた。
9re15218.jpg
「いいか、見とけよ。」
海に投げる。オヤジの目、とても怪しい。
10re15213.jpg
すーっと巨体が魚のアラに近づいてバク!
骨ごとツルっと麺類でも食べるかのように平らげる。
オヤジはどんどんアラを投げるが片っ端から飲み込んでいく。

だからこのアシカはここから離れれないんだ。


目つきがやばいなと思ったオヤジはやはり、
「金くれ!」だと。
楽しんだので1000ペソ(≒180円)を渡したが後悔。
現地の相場を考えると金額も多かったし(1000ペソでウニが1パック買える!)
また日本人を狙ってこんなことを繰り返すかもしれないからだ。

はじめからいくらって決めてフェアにやればいいのに。
インドにいた頃だったら絶対に渡してないか、
お金が必要かを確認してたなぁ。
パタゴニアに長く滞在していたので気が緩んでた....

バスターミナルでサンチャゴ行きのバスターミナルに行くと、
日本人のK姉さんとばったり会う!
彼女とは不思議な縁でパラグアイのコロニイグアス、
カラファテ、エルチャルテン、そしてプエルトモンでばったり会っているのだ。
(その後もう一度、同じバスターミナルでばったり会った!)
南米は広いようで狭い!またどこかでばったり会おう!と別れた。

11re15225.jpg
バスターミナルに張ってあった、これ、
なんだと思います?

チリの地図。

国が長すぎて3分割してあるんです(笑)
長すぎなんじゃ!ってツッコミたくなる。
きっとチリではこの地図が普通なんだろう。



翌日、また市場へ。
早い時間に出向いて食材を買う。
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ウニはその場で開けているのを選ぶ。

サーモンの半身を買うがこれが1kg以上もあった。
貝類も買いたかったが二人じゃ食べきれないので、
今日はウニとサーモンだけ。

スーパーで野菜を買う。
プエルトモンは魚だけでなく、野菜も新鮮。
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露天商がたくさんあり、野菜がみな艶やかでみずみずしい。
パタゴニアは土地が肥沃ではないので、
なかなかこんな野菜はなかった。

この日の夕ご飯は....
14re15221.jpg
海鮮丼!!
といってもサーモンとウニだけだけど。

サーモンの脂ののりかたが半端じゃない!
うまい!
と思ったのは最初のほうで、
さすがにここまでギトギトだと、
最後の方はちょっと厳しくなってきた..
玉ねぎで口の中をリセットしながら食べる。

プエルトモンのサーモンは実はすべて養殖ものらしい。
そもそもここでは天然サーモンが獲れない。
日本が技術を提供して養殖が盛んになったとか。
日本も親切?だと思ったらそれは違うかも。
日本でチリ産のサーモンたくさん売ってます。
安くで輸入したかっただけ?

ウニは文句なし。
皿に山盛りのウニを2人でペロリと平らげる。
寿司屋のカウンターで見かけるウニが入っている
四角い木の容器が二つ分くらいの量かなぁ。
それで450円ほど。日本じゃありえません。

そんな感じ魚介類を満喫。
でもまだまだ食うぞ!ということで、
プルトモンの南西に浮かぶチロエ島に向います。



****************** 旅 情 報 **********************


●交通

バリローチェ→プエルトモン

バス  TAS-CHOAPA社

9:00発翌17時頃着(所要時間約8時間)

80アルゼンチンペソ/1人(≒1920円)

他にも3社あたったが値段はすべて同じだった。


※換算レート 1アルゼンチンペソ=24円


●宿泊

プエルトモン

Hostal Mar

住所 :Vicente Perez Rosales 105 Puerto Montt
TEL :715545

ダブル、トイレシャワー付、キッチン、Wifiフリー
12000チリペソ/1室(≒2160円)

おすすめ度★★★☆☆

バスターミナルを出て右、大通り沿いに歩いて最初の信号を渡る。
海を背にして進み、三本目の道を左に曲がると正面に大きな看板が見える。

上記の部屋、13000ペソと言われるが交渉して12000ペソに。
バストイレなしならダブルで10000ペソ。
短い滞在だし部屋が広いのでバストイレ付きにした。

キッチン、Wifi付きで宿を探すもなかなか見つからなかった。
みんな宿探しに苦労するそうだ。
ウシュアイアで一緒だったJさんから紹介してもらったここが
探した中で唯一キッチンとWifiがあった。
(Jさんありがとう!)
宿の人も感じがいい。

Wifiはじめ使えなかったがルーターをリセットしたらできた。
充電電池が内蔵してあるルーターなので、主電源を切って、
さらに電池も取り出さないとリセットできない。

ベッドは寝心地がいい。
キッチンは宿の家族と共有なので少し気を使う。
付属のバスルームは狭い。


※換算レート 1チリペソ=0.18円

2010.04.14[水] 海鮮三昧は続く~チロエ島~

さらにおいしい魚介類を求めて、
そしてのどかな小さな町に行きたくて
チロエ島のカストロを目指す。

プエルトモンからバスで4時間ほど。
同じバスだったおばちゃんの宿に決め、
早速、おいしいシーフードが食べられそうなレストランを探しに。

カストロは思ったよりも都会だった。
町の中央には広場があり、多くの人で賑わっている。
うーむ、ちょっと残念。

おいしそうなレストランがなかなかない。
観光シーズンも終わりだからか?
レストランはどこも人が少ない。

1時間以上歩いて客が少し入っているとこに決めた。
メニューを見ると一品1000円ほどから。結構高い...
こっちのレストランは量も多いし、
おいしくないかもしれないので、
メインをもなかと2人で1品頼んだ。

こちらでよく食べられているコングリオ。
直訳するとアナゴになるらしいが、
アナゴとは全く違う魚。
とても親切なレストランで二人でシェアすると伝えると、
二つの皿に分けて出してくれた。
1re15229.jpg
これで1/2人前。十分ですな。
これがうまい!
白身だけどしっかりと味があってジューシー。
身がプリッとしていて鮮度も良さそうだ。
こりゃチロエ島、期待できそうだ。


翌朝は自分だけ早起きして釣りへ。
果たしてチリの島でルアー投げたらどんな魚が食ってくるのか?
ひょっとして1投1匹の入れ食い?
妄想しながら海辺へと早足に向う。

歩き回ってようやく良さそうなポイントを見つけるも
はじめてすぐに暴風雨。っつーか、こりゃ嵐だ。
全身びしょ濡れだわ、ラインが風にとられるわで釣りにならない。
わずか7投で撤収。ついてねーなぁー....

1sre15238.jpg
昼になると青空が見えてきた。
うまい魚介類を求めてもなかと市場へ。
地球の歩き方の地図に記してある市場の位置が全然違い、
(よくあることです)
人に聞きながらようやく到着。
2re15246.jpg
おーなんか賑やかだぞ!
町としてはよっぽど大きいプルトモンの
アンヘルモの市場より活気あるかも?
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1つの店舗に野菜やら干し貝やら衣類やらなんでもありだ。
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羊毛?から糸を紡ぐおばちゃん。
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こんなとこにも数独が!
そして表紙の姉ちゃんはきっと、これぞアジア!
というモデルなんだろう。
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もちろん魚もありまっせー
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貝類も充実。
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このアジでか!!!
見た目は日本のマアジそっくり。
でもデカイのは60cm超えるかも。
釣ってみてぇー!!!!

買い付けをする前に、腹ごしらえ。
でもアンヘルモと違って食堂が少なく、二階に1軒のみ。
しかも綺麗とは言えない。

とりあえず試しに食べようと、
唯一の魚介類メニュー魚のフライを一人前注文。
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出てきたのメルルーサのフライ。でか!
しかもこれがうまい!
カリッと揚がってて、
身がプリプリで脂のってる。臭みなし!
サラダとパンがついて400円ほど。

そして買い付けに。
値段を聞いてみる。

ウニ1パックいくら?
1000ペソだよ。(≒180円)

カキは1キロいくら?
1000ペソさ。

ハマグリっぽいのいくら?
1000ペソよ。

ぶどう1キロいくら?
1000ペソじゃよ。

全部1000ペソかい!
ここは1000ペソショップか!

とにかく安いのだ。
ウニ2パック、カキ2kg、ハマグリっぽい貝3kgを買う。
食べきれるのか?
重さのほとんどは貝殻の重さだから大丈夫なはずと言い聞かせる。

宿に戻り、夕食の準備が始まるまで自分は釣りへ。
遠くの岬に釣り人らしき人影を発見。
おそらく5~6km先だが、頑張って歩く。
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海沿いにひたすら歩く。
50分ほどで到着。やはり釣り人がいた。
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さっそく彼らに魚が釣れる。なんじゃこりゃ?
アイナメの仲間か?でも口が小さい。
バリバリのフィッシュイーターじゃなさそう。
とにかくルアーを投げてみる。
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はじめてすぐに日が傾き始める。
ウシュアイアでは8時まで明るかったのに。
北へ来たのを実感。

パタゴニアでは釣りたい魚を追っかけてたけど、
こうやってはじめての場所で何が釣れるかわかんない釣りも楽しい。
そういえばこの旅ではそういうスタイルがメインだった。

タイのタオ島でのハタ、スコットランドやフェローでのポラック。
アイスランドのタラもおもろかったなぁ。
この旅での釣りを思い出していた。

ゴン!ジグの動きを止められる。
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やったー!なんか変なやつ釣ったどー!
これはさっき餌釣りの地元民が釣ってたやつとまた違う種。
こっちの名前忘れたけどニシスズキってやつかなぁ?
ちょっと食べるには小さいのでリリース。

UZUのこのジグは何も情報もないはじめての場所で必ず使う。
飛距離も出て広範囲探れるし、
前重心のヒラヒラフォールで口を使わせやすい。
パタゴニアのトラウトはジグで食わせるの難しかったけど、
このジグだけはレイクトラウトに口を使わせた。
そういえばトルコ、黒海のホウボウにもよく効いた。
これからも各国の海で頼りにするだろう。

時間が来たのでまた50分歩いて宿へ。
夕食は昼に仕入れた海産物でこんな感じに!
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ハマグリっぽい二枚貝のワイン蒸し(パクチーを散らしてチリ風に)
、生うに、生ガキ。
ちょっとワイン蒸しは蒸しすぎて身が硬くなってしまった。
でも下にたまったスープが絶品だった。
ウニもうまかったし、とくにカキが最高。
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小学生の足サイズ。すんごいミルキー。
ビールと白ワインがすすんでいい気分。
チロエ島、すばらしい!


翌日はプエルトモンに戻る日。

昨日の貝を残しておいたのでそれで昼ごはんを。
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ボンゴレ風のパスタ!
今日は煮すぎず身がやわらかくできた。
スープも最高!

だが、パスタがイマイチ。粉っぽい。
なかなか完璧にはいかない。
でもスープが旨いので夢中で食べて一気に完食。
腹を満たしてバスターミナルへ。

プエルトモンに着いてサンチアゴ行きのバスを押さえ、
出発までの時間、自分はアンヘルモの市場へ。
まだここにはやり残したことがあった。
それは、

「ピコロコを食す。」

こと。
ピコロコとは巨大なフジツボでうまいと評判だ。

もなかは連日の生もので腹の調子が良くないので自分だけ市場へ。
端から食堂を回って「ピコロコ?」と聞いてまわるが、
返事はNOばかり。

見かねたある食堂のおばちゃんが、
その周辺にあるすべての食堂に聞こえるように、

「ピコロコー!!!」

と叫んでくれた(笑)
一斉に振り向いた店の人たちは、一斉に首を横に振る。
誰かがあっちへ行ってみろと、別棟の食堂を指差す。

すると、あった!
ワクワクして待つ。来た!
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あれ?これってカメノテじゃねぇ?
確かにカメノテにしてはデカイが、
写真で見ていてた巨大フジツボではない。
まぁ同じ蔓脚類だけど....これもピコロコっていうのかなぁ?
何も知らない観光客だと思って騙されてんじゃないだろうか?

残念だがとりあえず食う。
きちんと火が通ってない。
所どころ冷たく、凍ってるところもある。

でも....すんげーうまい!

カメノテは食べたことあるが
こんな身のぎっしり詰まってるのははじめて。
食べるとエビカニの旨みに煮たスープがジュワーっと出てくる。
でももし騙されてたら悔しいので、
あまりおいしそうな顔をせず一気に食べた(笑)

巨大フジツボは次回の課題としよう。

これから夜行バスで14時間かけてサンチアゴ、
都会は疲れそうなのでスルー、
そのままバスを乗り換えて、
また夜行バスで23時間かけてカラマへ。
バスで2泊3日の大移動の予定だ。
高齢バックパッカー大丈夫か?

その記事は次回に。


****************** 旅 情 報 **********************

●交通

①プエルトモン→カストロ(チロエ島)

バス QUEILEN BUS社

12:45発16時30分頃着(所要時間約4時間)

5000チリペソ/1人(≒900円)



②カストロ(チロエ島)→プエルトモン

バス  CRUZ DEL SUR社

13:45発17:30頃着(所要時間約4時間)

5300チリペソ/1人(≒950円)

行きに使ったバスよりこちらのほうがやや綺麗で早い気がした。



●宿泊

カストロ(チロエ島)

Hospedaje Familiar

Orfilia Ortega Perez

住所 :Ignacio Serrano 486
TEL :(65)63-3304
Email:orfilianortega@hotmail.com

ダブル、トイレシャワー別、キッチン、Wifiフリー
8000チリペソ/1室(≒1440円)

おすすめ度★★★☆☆

カストロへ行くバスの中でやさしそうなおばちゃんに
声をかけられたので行ってみた。
大きな看板などないのでわかりにくい。
上記住所のパブがある建物の先の黒い門を入っていく。
家庭の一室に泊まるホームステイ的な感じ。
値段も安い。英語は通じないがおばちゃんはとてもいい人。
ベッドもしっかりとしていて清潔、毛布なども十分にあり、
ベッドに入っている分には寒くない。
シャワーの湯量が少ない、部屋に暖房がないのが残念。

プロフィール

Author:ガク&もなか
屋久島での島暮らしは最高だったが(島暮らし~漁師風~)二人の夢である世界一周旅行を実現するため関東へ出稼ぎへ。ガクは塾講師、もなかは派遣社員として資金を作り、2009年5月13日、日本出発。いろんな国でおいしいご飯や、楽しい旅人、いろんな生き物に出会って旅を満喫、2010年9月に帰国。現在、再び屋久島で生活を始めるためにガクは石垣島で船長修行、もなかは岡山で獣医修行中。

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