そこへ行きたい

 

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2009.10.14[水] フェロー諸島 Vol.4

7日目

10月8日、朝起きて窓の外を見る。

快晴!ベタ凪!
Aresize0771.jpg
右に見える黄色建物が自分達の宿。
海の目の前。

朝食後、ガクは釣りへ。
Bresize0772.jpg
どんなに日がさしていても風はとても冷たい。
風を遠さないカッパは必需品。

昨日、ジグで攻めてダメだったところを
シンキングペンシルで攻めてみる。
やはり海藻の切れ目やや深いところで食った!
Cresize0770.jpg
アベレージサイズ。
明日、予定しているフィッシュカレーの具材に決定。
1度宿へ帰って(といっても数分だけど)冷蔵庫へ入れてくる。

昨日と同じ時合をやってみるが
アベレージサイズのみに終わる。
潮向きが昨日と逆だった。
地形が複雑なので潮の流れも単純ではないのだろう。

宿へ戻って昼飯を済ませ、もなかと散歩がてら買い物に。
途中、家で飼われているアヒルがいた。
Dresize0774.jpg
なんだか人懐っこくてかわいいやつ。
口をしきりにパクパクして何か言っているよう。

バス停におじいさんを出迎え行く猫にも会った。

とても平和でのんびりとした町。
Eresize0775.jpg
町では屋根に草を植えてある家をよく見かける。
暖かいのか?なんの効果があるのだろう?

スーパーで買い物を済ます。
Fresize0773.jpg
お釣りの紙幣。
フェロー諸島独自の紙幣らしい。
下はタラの尾、上は羊の角。

クローズアップするポイントが面白い。
羊の角ははじめタコの足かと思った。

宿に帰ると、初めて自分達以外の宿泊客が来ていた。
しかもその直後にもう一組。
「なんかこのキッチン魚くさくない?」
とデンマーク語で言ってたかも。
すんません....


まだ日暮れまでは時間がある。
夕まずめ狙いで堤防の先端へ竿を振りに行く。

そこでまたかけた!
正直、油断していた。
そんな時に限っては来る。

下へ下へと突っ込む。
ラインが海草の林の中へ吸い込まれる。
ドラグが唸る。
竿がのされて「つ」の字になる。
ドラグをやや強めにしたので、
PE1.5号、7ftのロッドでも片手では支えられなくなり、
腰にロッドエンドを置く。

動きが止まった。
すかさず巻きにかかる。
少しづつ魚が浮く。
よっしゃこのまま...

が、途中でピタリと動かなくなる。
海藻に絡んでいる?

直後また走り出した。
走りが止まらない。

根に行くなよー!
そう願った時、フッと軽くなった。
またやっちまった....

ランブレイク。


しばらくその場にしゃがみ放心状態。
夕日に照らされる海を眺めながら、
悔しさが徐々にこみ上げてくる。

ヘタクソー!

自分に叫ぶ。
ダブルラインが締り切れのように飛んでいた。
ああ、情けない。
結束時に締めすぎたか?
編み込みの回数が少なかったのか?
ひょっとすると根ずれ?

もう本当にやりきれない。
こんな屈辱、久しぶりだ。

めったに失敗しないという意味ではない。

自分の実力、道具では獲れない魚がいる環境で
釣りをするのが久しぶりなのだ。

トカラ、屋久島で何度でも味わったこの屈辱。
久々に思い出した。

悔しさをかみしめながら宿へ帰る。

残されたのはあと1日。
主戦力のルアーも心許ない。
ラインの消耗も激しい。
自分の実力と道具の頼りなさに、
もう諦めたい気持ちがどこかにある。

でもまた体制を整えて再チャレンジするにはここは遠すぎる。
諦めたら後悔する。

「世界の小物を釣る!」
のコンセプトで持ってきたライトタックル。
シーバスクラスまでの魚を想定している。

「ヤツ」が何者なのか?どのぐらいの大きさかはわからない。
でもこの道具で全く獲れない魚じゃないと思う。
うまい人なら獲れているだろう。

今回の反省はラインシステムに穴があった上に、
テンションをかけすぎたこと。
いつもの悪い癖、もっと冷静に対処しなければ。

しかし、例え走りが止まったところで、
問題はは海藻の林である。
40cmのタラスズキ(仮名)でも海藻に絡まってヒヤヒヤする時がある。

やってみるしかない。
最善を尽くしてみよう。

夕食にタラのパスタを食べ、
ラインシステムを慎重に組み、
明日早朝から釣りに行くための準備をした。

外は心なしか風があるようだ。
風が止むことを祈り、床についた。

8日目

10月9日、目覚ましが鳴る前に目が覚める。
窓ガラスがガタガタと揺れていた。
風が強いのだ。
磯に波がかぶって真っ白になっているのが見える。
また低気圧がやってきたようだ。
うわさどおり、この時期のフェローは天候が安定しない。
残念だが釣りは諦める。

またいつか、チャンスがあれば、
(宝くじに当たるとか?)
きちんと戦略を立てて来よう。

タラスズキ。
日本のスズキのように決して綺麗な魚とは言えない。
サイズも同じぐらいかそれ以下。
エラ荒いもしない。
ルアーフィッシングの対象魚として
メジャーになることはないだろう。

この記事を読んだ釣り人でも、
高い飛行機代を出して
日本から釣りに来ようなどという物好きはいないとだろう(笑)
トラウト狙いに行く人はひょっとしたらいるかもしれない。
同じお金を出せば、バラマンディー、ターポンなど憧れの魚に出会える。

自分は旅のついでに竿を出し、
タラスズキに出会い、しかもやっつけれた。
特別な思い入れがある。


宿でテレビを見て過ごす。
衛星放送でディスカバリーチャンネルや
アニマルプラネットが見れるのだ。

数日前、日本の捕鯨調査船を妨害する環境団体に
密着取材したドキュメンタリーもやっていた。
彼らの行為が美化され描かれている。
こうやって欧米人の反捕鯨感情を煽っていくんだろう。

昼飯、夕飯はタラスズキカレー。
かつて東京で食べたフィッシュヘッドカレーの真似。
なかなかうまい。

翌日はコペンハーゲンに飛ぶ。
しばらくはヨーロッパ内陸の旅となる。
竿を振るチャンスは少ないだろう。

フェローでは一度も肉を食べなかった。
何度か缶詰を食べたが、それ以外はほぼ釣った魚。
そろそろ肉が恋しくなる。
ビールも飲みたい。
早く物価の安い国へ引き上げよう。

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プロフィール

Author:ガク&もなか
屋久島での島暮らしは最高だったが(島暮らし~漁師風~)二人の夢である世界一周旅行を実現するため関東へ出稼ぎへ。ガクは塾講師、もなかは派遣社員として資金を作り、2009年5月13日、日本出発。いろんな国でおいしいご飯や、楽しい旅人、いろんな生き物に出会って旅を満喫、2010年9月に帰国。現在、再び屋久島で生活を始めるためにガクは石垣島で船長修行、もなかは岡山で獣医修行中。

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